お家を立てて早5年経ちました。
我が家は無垢のパイン材の床を使っています。
展示住宅に行った時に無垢床の良さに惚れ込んでどうしても無垢の床にしたくてしたくて!色々調べてから無垢の床に決定したわけです。
ちなみに無垢の床といっても、コーティング加工されている無垢の床があったりしますが、我が家の場合コーティングなしのただ切り出しただけの木の床です。
その場合、一年に1、2度はオイル塗りをしなくてはなりません。
無垢の床は手入れが面倒くさい…やめるべきだったと思っていた。
床の手入れをするときのオイルは施工する際に使用したものを建築会社さんに聞いて、同じものを使っていました。
ペンキのような入れ物に入っていて刷毛などで床に均一に塗っていくのです。
この作業がものすごーーーく、めんどくさい。
あまり濃く塗りすぎるとオイルが乾くのにものすごく時間がかかると言われていたので薄く塗ってはいたものの、それでも最低1日は乾燥させなければならないため、オイルを塗る作業をする時は家に子どもたちがいない日しかできません。
塗った場所は踏んでしまうとベタベタしていて日常生活はかなり無理でしょう。
子どもがいない日…というのはわたしが実家に帰省する時しかなく、主人は大抵一緒に行かないので、主人に家中の床のオイル塗りを頑張ってもらう、という形になります。
子どもの邪魔が入らないとはいえ、塗った場所は1日踏んではいけないので効率よくオイル塗りをしていく必要があり、1日から2日はかかる計算になります。
そしてずっと中腰姿勢での作業になるので結構きつい。
最低一年に1、2回のオイル塗りが2年に一度になってしまう
床へのオイル塗りがとてもきつい作業である上に子どもが絶対いないタイミングでしかできないという理由から、新築して2年目はタイミングが合わずオイル塗りができませんでした。
でも、無垢床にとってオイル塗りをしないというのはかなりまずい状況。
子どもがいるということは床がとても汚れるわけで、水拭きをあまりしないほうが良いと言われている無垢床ですが、水拭きはしょっちゅうすることになります。
水拭きすることで床材から塗った油分が取られていくので裸の状態の木の床になってしまい、汚れが直に木に染み込んでいってしまうのです。
(水拭きすることで床材が反り返るという話も聞きますが、我が家の場合は反り返るということは今の所起きていません。)
床なので汚れが直に染み込んでしまうと、もう手の施しようがない、って思っていて、早くオイルを塗ってあげないと!でも、タイミングが合わないんだよ!
ってオイル塗りができていない間はいつも焦っていました。
同じメーカーのオイルでなければいけないのか?そればかり調べる日々
無垢床をオイル仕上げしている場合の手入れについてずっと調べていました。
家ができる前も、家ができて暮らし始めてからも。
というのも、オイルでの手入れははじめに使ったオイルと同じものを使い続けなければならないと、書かれているサイトが多かったからです。
違うメーカーのものを使うのはよろしくないと、書かれているところもあったと思います。
そんな理由から同じメーカーのオイルで手入れをしなければならないので我が家の場合、オイルを塗るのは結構しんどかった。
でも、調べていくうちに我が家と同じパイン床材を使っているお宅ではまったく違うオイルでお手入れしていたりするのを結構見かけました。
当然といえば当然なのですが。
布にオイルを少しとって子どもと一緒に作業をしている光景もみていました。
憧れてはいたのですが、やっぱりどうしても、
同じメーカーのオイルを使わなければならない。
という文面が頭から離れず他メーカーのものを使うことはできませんでした。
四年も経てば、床はボコボコ、どうでもよくなってくる
無垢のパイン材の床は柔らかいので固いものを上から落とすとすぐ凹みます。
凹んだところは濡れティッシュを当てて数時間すると治るのですが、子どもが3人もいるとどの場所でどんだけ傷をつけているかなんてわかりませんー!!
ということで、4年くらいたったとき我が家の床はあちこちボコボコ。
ボコボコでもいいじゃん!これが我が家の味だ!くらいに思えるようになっていました。
そんなわけで、オイル塗りのオイルなんてどうでもよくない??
と今まで悩んでいたのが嘘のように吹っ切れて手当たり次第適当なメーカーのオイルを使いだしました。
あまり成分を確認せずに買っている時もあって匂いがすごくてお部屋中に漂って具合悪くなりそうなものもあったので最近は成分がシンプルなオイルで手入れしています。
蜜ロウとエゴマ油のみの成分でできたワックスです。
匂いはえごま油独特の匂いがするくらいなので塗った後も具合悪くならず子どもがいる時でも使えるし、翌日には匂いはほとんどしないと思います。
1リットルの容量もあるけれど、この小さいサイズで十分。
説明書きにもケチケチ使ってくださいと、書かれているくらいで、ケチケチ使っているのでなかなか減らないのです。
苦痛だったオイル塗りが子どもも加わり楽しいものへと変わる
変な成分が入っていないから安心して子どもにお手伝いさせられます。
子どもたちがすこし大きくなってきたので遊びながら案外手伝ってくれるので床掃除からオイル塗りまで3時間ほどで終わることができ、オイル塗りの苦痛が一切なくなりました。
オイルは薄く薄く、ベタベタしない程度に塗らなければならないので塗った後もそのまま床を歩いていますが問題ないんじゃないかな?と思います。
ただ、靴下を履いているととても滑るので子どもたちはオイルを塗った後は裸足必須です。
転んで頭を打ちます。
写真に写っている娘はわざと靴下履いて遊んでいますが、結構あぶないのです。
(いうこと聞かない娘で困っています…)
無垢材床のお手入れまとめ。
無垢床の手入れに使うオイルは結構適当なものをいろいろ試したし、
今使っているものは一番初めの施工時に塗ってもらったものと全く違うものだけど、床材に異常が現れたとかいうのは今の所実感していないので、自分の好きなオイル使っても我が家の場合問題ない、という結論にいたっています。