連休が終わり、やっと仕事に取りかかれるー。
私の在宅の仕事は革製品の補修の仕事なのですが、やっと子供らが保育園なり小学校なりへいってくれて・・・
たまってた仕事ができるー
仕事は溜めずにサクサク進めたい派です。
自分でも革製品の補色はできる
実は革製品の修理って自分でもできるんですよね。
できるかできないかの見極めは慣れないとわからないかもしれませんが、今回紹介する方法は難しい道具は使わないけれど手先の器用さに自信がある方で根気が続く方はできると思います。
前にも革製品の補色の方法を載せていましたが、
この時はものすごく簡単に手で塗れちゃうという簡単な方法を紹介したんですが、今回はアドカラーという塗料を使います。
アドカラーでなければ色がつかなかったりする革質の時にやる補色方法で、わたしも革製品の補色の仕事のときアドカラーを使っています。
だけど、実際私が仕事で行っている方法はもうちょっと面倒くさくなってしまうので比較的簡単にできるやり方を紹介したいと思います
準備するもの
・70%エタノール(無水エタノールを薄めて作ります。掃除などの他の用途にも使えるのであえて無水エタノールを使っています)
・コットンもしくはウエス(ボロ布)
・アドカラー
・色作りをするための入れ物
・色作りする用の筆(普通の絵具の筆で大丈夫)
・水
・革製品に色を塗る時の筆(サイズは4サイズもっていると便利です。刷毛の幅が5ミリから一番大きくて3センチのものを使ってます。)
色が剥げてしまったバックの補色方法
近くで見ると全体的に色が剥げているのがわかります。
アドカラーを塗って色をつけていくのですが、塗る前に70%エタノールをコットンやウエスに染み込ませてバック全体についている汚れをとってベースを整えます。
色が剥げていない部分を見つけて、それに合わせて色を作ります
今回はベルトの一部に色が全く剥げていないところがあったのでこれに合わせて色を作っていきます。
入れ物にアドカラーを何色か入れて色を作っていきます。
色が完成!
色作りは慣れていないとかなり時間がかかるけれどめげずに色が一致するまでがんばって!!完成度が格段に違います!
色ができたら水で薄めて塗っていきます。
はじめは薄めで塗って試してみてください。
濃く塗るとペンキを塗ってるかのような風になって大変なことになります。
これは塗っている途中の写真ですが、ステッチに色を塗らないように塗るのがポイントです。
大変ですがここが結構肝心なので頑張って下さいね!
完成!
最後に革専用のメンテナンスオイルを米粒ほど手にとって、手をすり合わせてよく伸ばしてから、バックにオイルを薄く塗って完成です。
もし、色塗りが失敗した!というときは70%エタノールで拭くとアドカラーは取れますが、あとあと面倒なのでやり直しをしないように慎重に作業を進めるのをお勧めします。
ちなみに、洋服にアドカラーがついたら取れないのでご注意を!
真似するかた自己責任で宜しくお願いします。
直したいけど上手にできるか自身がないときは やっぱり専門家にお願いするのがいいと思います。
今回使用した道具たちのご紹介。
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